SERVICE 01
ドローン施肥ナビ
撮る → 見る → 測る → 判断する → 確かめる。令和7年度は、稲(コシヒカリ大黒酵素)の4圃場 A0607〜A0610 を対象に、7月16日・7月29日・8月12日の3回撮影しました。
1
まず、圃場を撮る
上空60メートル、AIR-2S。対象の圃場を一度の飛行で撮影し、つなぎ合わせて1枚のオルソ画像にします。人が歩いて回る必要はありません。
オルソ画像(RGB)|2025年7月16日・上空60m・AIR-2S
2
色に変換すると、ムラが見える
撮った画像を画像解析でVARI(可視光による植生指標)に変換します。緑が濃いほど、よく育っている。人の目では均一に見えていた田んぼに、はっきりとムラが出ました。
画像解析(VARI)|同じ圃場・同じ日
3
基準は、勘ではない
白色パネルのすぐ隣、およそ1メートル四方。普及所とともに現地に入り、この範囲を最適な生育箇所として選んで、SPAD値(葉緑素計の値)を実測しました。空から撮った色に、地上で測った実測値をひもづけます。
SPAD実測地点|赤枠=実測範囲(約1m四方)/白枠=白色パネル
4
基準値をつくり、下回る圃場を追肥対象にする
実測地点のSPAD値と、同じ地点のVARI平均値を組み合わせて、葉色の基準値として置きます。そのうえで、各圃場は圃場全体のVARI平均値を出し、基準値と比べます。対象の4圃場はすべて基準を下回り、追肥対象と判断しました。
基準値(実測した1地点・約1m四方)
SPAD 実測値
37.4
葉緑素計による地上実測
同地点の VARI平均値
0.334
= 葉色の基準値
判定(圃場全体のVARI平均値)
※ 基準値は「実測した1地点(約1m四方)」の値、判定は「圃場全体の平均値」です。測っている単位が違うため、基準づくりと判定を分けて記載しています。
5
追肥のあとを、もう一度撮る
追肥後の8月12日にあらためて撮影しました。オルソ画像で見ると、圃場全体のバラつきが落ち着き、統一感が出ていることが確認できました。
7月16日(追肥前)
8月12日(追肥後)
VARI平均値の読み方について。
VARI平均値そのものは、生育ステージが進むにつれて下がっていきます。そのため追肥後の数値だけを取り出して「良くなった/悪くなった」と読むことはできません。
本実証では、追肥の効果はオルソ画像の見え方(圃場全体のバラつきが落ち着いたこと)で確認しています。